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土地家屋調査士の資格とは?
土地家屋調査士の資格は、依頼人の土地や建物を調査、測量して図面を作成し、不動産の表示に関する登記の申請手続きを行う事ができる国家資格です。
個人で事務所を持っている人が多く、中高年から独立・開業を目指す職種としても有望です。
不動産の登記には、表示に関する登記と権利に関する登記がありますが、土地家屋調査士は表示に関する登記を行います。
また、権利に関する登記を行うには司法書士の資格が必要ですが、土地家屋調査士と司法書士の資格を合わせて持つと独立・開業にも有利です。
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[土地家屋調査士の仕事内容]
土地家屋調査士の仕事は、依頼のあった土地や建物の場所や形、所有権が誰にあるかなどを現地で調査、確認をし、測量図面を作成した後、登記に必要な書類を揃えて法務局に登記申請をする事ですが、具体的には次のようになります。
●土地購入に関する依頼
購入する土地の境界が不鮮明な場合、土地家屋調査士が所有者に代わって土地を調査、測量し、境界杭を埋設して土地境界確定図を作成します。
境界が確定したところで登記申請手続きを行います。
●建物の新築に関する依頼
建物を新築した時は、どこにどんな建物を建てたか、所有者は誰かなどを明らかにするための「表題登記」をしなければなりませんが、土地家屋調査士が依頼人に代わって法務局に申請を行います。
●土地分割に関する依頼
遺産相続などで土地を分割する場合は、「分筆登記」が必要になります。
土地家屋調査士は、それぞれの土地の所有者が立会いの上、境界の確認や測量を行って図面を作成し、法務局に登記申請手続きを行います。
土地家屋調査士の試験について
[受験資格]
年齢、性別、学歴に関係なく誰でも受験できます。
ただし、口述試験は、筆記試験合格者のみが受験可能です。
[試験実施日]
・筆記試験(午前、午後):10月第3週目の日曜日
・口述試験(筆記試験合格者のみ):翌年1月第3週目
[受験地]
・筆記試験:管区法務局又は地方法務局ごとに,それぞれの局が指定した場所
・口述試験 : 管区法務局ごとに、それぞれの局が指定した場所
※詳しくは下記の「法務省ホームページ」でご確認ください。
法務省ホームページ(土地家屋調査士試験のページ)
URL http://www.moj.go.jp/shikaku_saiyo_index5.html
[試験内容]
土地家屋調査士の試験は午前と午後の筆記試験と、別日程による口述試験に分けられます。
●筆記試験 (午前試験:多肢選択式、記述/2時間)
① 平面測量(トランシットおよび平板を用いる図根測量を含む)
② 作図(縮図及び伸図並びにこれに伴う地図の表現の変更に関する作業を含む。)
●筆記試験(午後試験:多肢選択式、記述/2時間30分)
① 民法に関する知識
② 登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む。)及び審査請求の手続に関する知識
③ その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力
●口述試験
筆記試験の合格者に対して行われます。
① 民法に関する知識
② 登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む。)及び審査請求の手続に関する知識
③ その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力
[合格率]
6%~9%
[問い合わせ先]
・法務省ホームページ(土地家屋調査士試験のページ)
URL http://www.moj.go.jp/shikaku_saiyo_index5.html
・日本土地家屋調査士連合会
URL https://www.chosashi.or.jp/
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土地家屋調査士・独立への道
土地家屋調査士は、独占的な権限が多い為、比較的独立はしやすいと言われます。
しかし、ある程度の営業力も必要です。
独立・開業のための手順は次のようになります。
●土地家屋調査士試験に合格する。
●日本土地家屋調査士会連合会に入会して土地家屋調査士名簿に登録する。(有料)
ここで初めて、「土地家屋調査士」を名乗る事ができるようになります。
●事務所を構えて独立・開業する。
※土地家屋調査士は表示に関する登記を行いますが、合わせて司法書士の資格があると権利に関する登記も行う事ができるので、独立・開業にも有利になります。
[登録に関する問い合わせ先]
日本土地家屋調査士連合会
https://www.chosashi.or.jp/
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