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あん摩マッサージ指圧師の資格とは?

あん摩マッサージ指圧師とは、手や指、器具などを用いて身体の各部を押したり、揉む、叩くなどの方法で血行を良くして体のこりを取ったり、痛みを軽減したり、疾病を予防したりする事のできる国家資格です。

あん摩マッサージ指圧師の資格は、視覚障害者の方も多く取得していますが、最近では晴眼者(普通の人)の割合が増えて来ており、あん摩マッサージ指圧師試験の受験者の8割は晴眼者と言われます。

高齢化社会やストレス社会の到来で体の変調を訴える人が多く、あん摩マッサージ指圧師の需要も徐々に増えてきています。

あん摩マッサージ指圧師の資格を取得するには、養成学校で3年間、知識や技能を修得しなければなりませんが、一度取得すれば一生使える資格であるため、40代、50代の中高年世代にも人気の資格となっています。

また、学費もかかるため、中高年世代では数年後の独立を目指し、働きながら養成学校に通う人が多いようです。

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師等の資格を同時に取得する人も多く、独立後の経営手腕しだいでは高収入が期待できる資格です。

[あん摩マッサージ指圧師の仕事内容]
あん摩マッサージ指圧師の仕事内容は、体の各部に痛みやこりのある人に対し、手や器具を使用してマッサージを行い、こりをとったり血行を改善したり、痛みを軽減したり、疾病を予防したりする事です。

場合によっては、治療が長時間に及ぶこともあり、ある程度の体力も必要とされる仕事です。また、治療中の患者さんとの会話も仕事の一部であり、人との対話が好きな人に向いている仕事と言えます。

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あん摩マッサージ指圧師の試験について

[受験資格]
●学校教育法第90条第1項の規定により大学に入学することのできる者で、3年以上、文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設(専門学校)で必要な知識及び技能を修得した者。

●著しい視覚障害者については、学校教育法第57条の規定により高等学校に入学することのできる者で、3年以上指定の学校又は養成施設で、あん摩マッサージ指圧師としての必要な知識及び技能を修得した者。

[願書申込み受付期間]
12月上旬頃~下旬頃まで

[試験実施日]
2月下旬頃

[受験地]
●晴眼者・・・宮城、東京、愛知、大阪、香川、鹿児島
●視覚障害者・・・各都道府県

[試験内容]
試験は多肢選択式による筆記試験が行われ、実技試験はありません。
試験内容は次のようなものですが、12科目150点満点中、90点以上で合格となります。

① 医学概論
② 衛生学・公衆衛生学
③ 関係法規
④ 解剖学
⑤ 生理学
⑥ 病理学概論
⑦ 臨床医学総論
⑧ 臨床医学各論
⑨ リハビリテーション医学
⑩ 東洋医学概論・経路経穴概論
⑪ あん摩マッサージ師圧理論
⑫ 東洋医学臨床論

※視覚障害者については、申請により拡大文字、超拡大文字または点字のいずれかによる受験が認められています。また、試験問題を録音したCD又は読み上げの併用や照明器具、拡大読書器および点字タイプライターの持ち込みが可能な場合もあります。

[合格発表]
3月下旬

[合格率]
85%前後

[問い合わせ先]
公益財団法人 東洋療法研修試験財団
 URL http://www.ahaki.or.jp/

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あん摩マッサージ指圧師・独立への道

あん摩マッサージ指圧師の資格取得後は、すぐに独立開業するケースと、治療院や病院、福祉施設などに勤務して経験を積んでから独立開業するケースとがあります。

試験に合格すると合格証が交付され、必要に応じて合格証明書(有料)の交付を申請することもできます。しかし、合格証や合格証明書だけでは業務を行うことはできないことになっているので、注意してください。

免許の登録を申請し、あん摩マツサージ指圧師の名簿に登録することにより、免許証が交付されます。
その後、業務開始となります。

あん摩マツサージ指圧師は、病院などの開業に比べ初期投資は少なくて済み、ある程度の資金を持った中高年世代から独立開業する人も増えていますが、開業後はやはり営業力が必要です。

あん摩マッサージ指圧師は営業力と経営手腕次第で年収1000万円クラスの高収入も可能であると言われます。

[問い合わせ先]
公益財団法人 東洋療法研修試験財団
 URL http://www.ahaki.or.jp/



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