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移動式クレーン運転士の資格とは?
移動式クレーンとは、走行とクレーン操作(荷物を吊り上げ、それを水平方向に運搬すること)が可能な建設機械を指します。
「移動式クレーン運転士」とは、吊り上げ荷重が5トン以上のトラッククレーン、オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーン、クローラクレーン、フローチングクレーン、浮きクレーン、鉄道クレーンなどの移動式クレーンを運転する事ができる国家資格です。
一定の規模以下の移動式クレーンについては、技能講習又は特別教育を受けることで運転・操作が可能なため、そのような講習等を修了した者を指して言う場合もあります。
移動式クレーン運転士の活躍の場は、土木工事現場、建築工事現場、製造工場、港湾などがあげられます。重量物の運搬には欠かせない移動式クレーンですが、危険を伴う作業でもあるため、安全衛生法に定められた知識や技能が必要とされます。この資格は中高年からでも取得が可能な資格であり、資格手当てが支給される事もあります。
なお、この移動式クレーン運転士の資格は、作業現場での運転・操作に限られますので、公道を走行する場合は道交法上の区分に応じた自動車運手免許が別途必要となります。
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移動式クレーン運転士の資格試験について
[受検資格]
制限はありません(ただし18歳以上になるまでは免許証は交付されません。)
[試験会場]
・公益財団法人 安全衛生技術試験本部(東京都千代田区)
・北海道安全衛生技術センター(北海道恵庭市)
・東北安全衛生技術センター(宮城岩沼市)
・関東安全衛生技術センター(千葉県市原市)
・中部安全衛生技術センター(愛知県東海市)
・近畿安全衛生技術センター(兵庫県加古川市)
・中国四国安全衛生技術センター(広島県福山市)
・九州安全衛生技術センター(福岡県久留米市)
[試験内容]
試験時間は2時間30分で、実技試験は午前と午後に分けて行われます。
●学科
・移動式クレーンに関する知識 10問(30点)
・原動機及び電気に関する知識 10問(30点)
・関係法令 10問(20点)
・移動式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 10問(20点)
●実技
・移動式クレーンの運転
・移動式クレーンの運転のための合図
※次の者は試験科目の一部が免除されます。
・クレーン、デリックまたは揚貨装置運転士の免許保持者
・移動式クレーンの運転実技教習を終了して1年以内の者
・移動式クレーンの学科に合格して1年以内の者
・玉掛技能講習を修了している者
[試験日程]
2ヶ月に1回程度行われます。
[合格率]
学科試験・・・75%前後
実技試験・・・60%前後
[合格発表]
試験日より原則10日以内に、受験者へ合格通知書または試験結果通知書が郵送されます。
[問い合わせ先]
公益財団法人 安全衛生技術試験本部
URL https://www.exam.or.jp