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精神保健福祉士の資格とは?

精神保健福祉士は、1997年制定の「精神保健福祉士法」という法律に基づいて生まれた国家資格です。

精神保健福祉士の主な業務は、精神障害の治療を受けている人に対して、社会復帰や社会参加にむけてのさまざまな相談にのったり、日常生活適応のために必要な訓練や指導、助言などを行なう事で、別名「精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)」とも呼ばれています。

「高ストレス社会」と呼ばれている現代の日本では、精神的な障害や病を抱えている人が160万人以上にも昇るとされ、今後ますます増える事も予想されています。
一方、精神保健福祉士の登録者数は、約35,000人で、絶対的に不足しています。

しかし、この資格は創設されてまだ日が浅く、社会的な認知度も低いため、医療機関側の受け入れ体制が整っていないのが現状です。
そのため、社会的に必要性が叫ばれながら「精神保健福祉士」としての求人募集はまだまだ少なく、給与体系も良いとは言えません。

中高年の方が介護・福祉分野での転職や再就職を目指すための資格としては多少インパクトが弱いかも知れませんが、将来的には大きな需要が見込まれる資格です。

[精神保健福祉士の勤務先は?]
精神保健福祉士が活躍できる職場は、「行政機関」「医療施設」「社会復帰施設」「その他」の4つに分けられます。

●行政機関
行政機関の中では、精神保健の専門機関として精神保健福祉センターや保険所、市区町村の保健センターなどがあります。

●医療施設
医療施設としては、精神病院や総合病院の精神科、各地の診療所などがあります。

●社会復帰施設
社会復帰施設としては、精神障害者福祉ホーム、精神障害者地域生活援助事業、精神障害者福祉工場、精神障害者共同作業所、精神障害者地域生活支援センターなどがあります。

●その他
精神保健福祉士の養成施設や大学の教員、ハローワーク、障害者職業センターなどがあります。

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精神保健福祉士の資格試験について

[受験資格]
①4年制大学で指定科目を修めて卒業した方
②2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方
③精神保健福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方
④精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方

※中高年の方が「精神保健福祉士」の国家試験を受けるための学習方法として、通信教育を利用するのも一つの方法です。

「試験科目」
筆記試験科目は、次の17科目となっています。
五肢択一を基本とした多肢選択形式で、163問/275分 出題されます。

 ・精神疾患とその治療
 ・精神保健の課題と支援
 ・精神保健福祉相談援助の基盤
 ・精神保健福祉の理論と相談援助の展開
 ・精神保健福祉に関する制度とサービス
 ・精神障害者の生活支援システム
 ・人体の構造と機能及び疾病
 ・心理学理論と心理的支援
 ・社会理論と社会システム
 ・現代社会と福祉
 ・地域福祉の理論と方法
 ・福祉行財政と福祉計画
 ・社会保障
 ・障害者に対する支援と障害者自立支援制度
 ・低所得者に対する支援と生活保護制度
 ・保健医療サービス
 ・権利擁護と成年後見制度

[試験日程]
受付期間・・・9月~10月
筆記試験・・・2月
合格発表・・・3月

[受験地]
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県

[合格率]
60%前後

[問合せ先]
公益財団法人 社会福祉進行・試験センター
URL http://www.sssc.or.jp/seishin/


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