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販売士の資格とは?

「販売士」の資格は流通業で唯一の公的資格です。
現在の流通業界は、販売技術の他、多様化した顧客の消費動向や変化の流れを読み取る能力が必須となって来ています。
顧客のニーズにあった商品の提供と、商品の開発や仕入、販売、物流までを効率的かつ効果的に行うことができる「販売のプロ」が「販売士」なのです。

流通業界の他、製造業や卸売業、サービス業、小売業などで働いている中高年の方のキャリアアップのためにも「販売士」の資格は有効です。

販売士の検定試験は、経済産業省・中小企業庁の後援を得て実施していますが、1級から3級までの3つのレベルに分かれており、どの級からでも受験できます。

※販売士検定試験の名称は、平成27年度から「リテールマーケティング(販売士)検定試験」に変更されました。(ただし、合格者の称号は、従来通り「販売士」となっています。)

おすすめ情報

 

販売士の資格を仕事に活かすには?

「販売士」の資格取得者は、デパート、専門店、スーパー、百貨店、コンビニエンスストア、小売業、その他の流通業界が主な活躍の場となっています。
販売士の資格は1級から3級まで分かれていますが、各級のレベルは次のようになっています。

●1級
トップマネジメント全般に関する商品計画や商品予算の策定、マーケティング政策の立案、人事、労務、財務管理などが主な業務。
大規模小売店の店長や部長クラス、中小小売業の経営者クラスが対象。

●2級
流通・小売業における高度な専門知識を身につけており、店舗管理に不可欠な従業員の育成や指導、仕入や在庫の管理などを行う。
売場主任、部課長など中堅幹部クラスが対象。

●3級 接客マナーや販売技術など、販売員としての基礎的な知識と技術を身に付けている。
売場の担当者や販売員などが対象。

販売士の試験について

[受験資格]
学歴・年齢・性別・国籍に制限はなく誰でも受験できます。

[試験実施日]
 ・1級:2月
 ・2級:2月、7月
 ・3級:2月、7月

[試験会場]
全国各地の商工会議所

[試験内容]
1級の筆記試験は200分、2級の筆記試験は150分、3級の筆記試験は100分となっていますが、試験内容は以下の5科目共通となっています。

 ・小売業の類型
 ・マーチャンダイジング
 ・ストアオペレーション
 ・マーケティング
 ・販売・経営管理

※得点平均70%以上で、1科目ごとの得点が50%以上で合格となります。
また、1級~3級ともに、試験科目の一部免除措置があります。(詳細は、商工会議所検定試験情報のホームページでご確認ください。)

[合格率]
 ・1級:10~20%
 ・2級:40~50%
 ・3級:50~60%

[問い合わせ先]
商工会議所検定試験情報(日本商工会議所HP)
  URL https://www.kentei.ne.jp/retailsales/

お近くの商工会議所検索のページ
  URL https://links.kentei.ne.jp/examrefer



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