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簿記検定の資格とは?
簿記検定は、簿記に関する基礎知識や実務、計算の能力を判定するための検定試験です。現在、いくつかの団体により実施されていますが、最も人気があるのが日本商工会議所および各地商工会議所が実施する日商簿記検定です。
簿記をマスターする事により、企業の経理事務に必要な会計知識の他、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理および分析力などを身につける事ができます。
そのため、多くの企業が簿記検定の資格取得を奨励しており、現職を続けたいという希望を持っている中高年の方にも第一におすすめしたい資格です。
最低でも2級を取得すれば再就職にも有利になり、企業により資格手当てを支給するところもあるので、収入アップにつながる可能性が高い資格です。
また、定年後に独立、起業を考えている方には、簿記検定の資格は必須と言えます。
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簿記検定の資格を仕事に生かすには?
簿記検定の資格は1級~初級までありますが、具体的には次のような仕事に生かす事ができます。
●簿記検定1級
大学などで専門に学ぶ高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を習得しているため、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析などが可能です。
また、簿記検定1級の合格者は、税理士の受験資格が与えられます。
●簿記検定2級
高校(商業高校)での商業簿記・工業簿記を修得しているレベルで、財務諸表を読み、企業の経営状況の分析が可能です。企業の財務担当者に必須のレベルで、最も企業に求められる資格の一つとなっています。
●簿記検定3級
基本的な商業簿記を修得したレベルで、経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるため、企業の営業、管理部門に生かす事ができます。
また、中小企業や商店の経理部門に役立てることができます。
●簿記検定初級
日常業務をこなすための基礎知識を有し、初歩的な実務処理ができるため、あらゆる業種・職種に生かすことができるほか、小規模小売店の経理に役立てることができます。
(※4級は2016年度をもって終了となり、2017年4月からは「初級」として実施されるようになりました。)
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簿記検定の試験について
[受験資格]
学歴・年齢・性別・国籍に制限はなく誰でも受験できます。
[試験実施日]
●1級
・6月上旬頃
・11月中旬頃
●2級・3級
・6月上旬頃
・11月中旬頃
・2月下旬頃
●初級:随時(インターネットによる受験)
[受験地]
全国各地(各地の商工会議所が決定)
[試験内容]
各級の試験問題は、次のような項目から出題されます。
●1級(3時間)
・商業簿記
・会計学
・工業簿記
・原価計算
●2級(2時間)
・商業簿記
・工業簿記
●3級(2時間)
・商業簿記
●初級(40分/インターネット受験)
・商業簿記
[合格基準]
●1級
1科目40%以上、総計70%以上の得点率で合格です。
●2級~初級
70%以上の得点率で合格となります。
[合格率]
・1級:10%前後
・2級:25%前後
・3級:35%前後
・初級(旧4級):50%前後
[問い合わせ先]
日本商工会議所
URL https://www.kentei.ne.jp
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