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技術士の資格とは?

技術士は技術系資格の最高位にランクされる国家資格です。

技術士制度は、優れた技術者の育成を図るために創設された国による技術者の資格認定制度ですが、この技術士制度に基づいて行われる国家試験(技術士第二次試験)に合格し、登録した人だけに与えられる名称独占の資格が、技術士なのです。(一次試験合格者や合格に相当する者で登録を受けた者は「技術士補」の名称になります。)

技術士は経験重視の試験であるため、合格平均年齢は40歳以上と言われています。
技術関連の実務経験がある中高年の方は、専門分野に特化した知識を深め、技術士の試験にチャレンジしてみてください。

現在の日本では、難関資格である割に知名度が低いというのが難点ですが、将来的には需要が見込める資格と言えます。
技術士の資格を取得して独立する場合は、研究や開発、設計、評価などのコンサルタントとして開業する場合が多いようです。

[技術士の仕事内容]
技術士は主に次のような業務を行います。

・中小企業への技術開発や技術指導。
・研究や設計、評価の指導やアドバイス。
・経営体質の改善や市場開拓、新製品開発への技術支援。
・企業間の技術協力や技術交流の仲介および支援。
・公共事業の事前調査・設計監理。
・製品の品質や作業効率の改善指導。
・プロジェクトの計画策定や監理。
・新事業のコンサルタント業務。
・事故が起きた場合の原因究明や損害査定。

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技術士の試験について

[受験資格]
●一次試験
・学歴などに関係なく誰でも受験する事ができます。

●二次試験
技術士補の資格取得者(技術士第一次試験の合格者あるいはそれと同等と認められる者)で、次の①~③のいずれかに該当する者。

①技術士補として通算4年を超える期間、技術士を補助したことのある者。
②技術士補となる資格を有した日から、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者の監督のもとに当該業務に従事した期間が通算4年を超える者。
③科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算7年を超える者。

※総合技術監理部門を受験する場合は、それぞれの項目について更に3年が必要です。
また、理工系の大学院を修了している場合、上記の期間から最大2年を減じることができます。

[願書申込み受付期間]
・一次試験:6月中旬~7月上旬頃まで
・二次試験:4月中旬~5月上旬頃まで

[試験実施日]
・一次試験:10月中旬頃
・二次試験(筆記試験):7月中旬頃
・二次試験(口頭試験):11月下旬~翌年1月頃の指定された日

[試験地]
●第一次試験
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

●第ニ次試験
筆記試験:北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

口頭試験:東京都

[試験内容]
技術士試験は、一次試験と二次試験に分かれており、二次試験は一次試験の合格者のみが受験する事ができます。
一次試験は、全てマークシート形式(五肢択一式)で、基礎科目・適正科目・専門科目の3科目で実施されます。

●一次試験
総合技術監理部門を除く20の技術部門について行われます。

・基礎科目(択一式/1時間)
科学技術全般にわたる基礎知識より出題。

・適正科目(択一式/1時間)
技術士法第四章規定の遵守に関する問題。

・専門科目(択一式/2時間)
20部門から1つを選択。基礎・専門知識についての出題。

●二次試験(筆記試験)
◇総合技術監理部門を除く技術部門
・必須科目I (択一式/1時間30分)
「技術部門」全般にわたる専門知識

・選択科目II (記述式/2時間)
「選択科目」に関する専門知識及び応用能力

・選択科目III(記述式/2時間)
「選択科目」に関する課題解決能力

◇総合技術監理部門
・必須科目I(択一式/2時間 記述式/3時間30分〕
「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力

・選択科目II
  選択した「技術部門」全般にわたる専門知識(択一式/1時間30分)
 「選択科目」に関する専門知識及び応用能力(記述式/2時間)
 「選択科目」に関する課題解決能力(記述式/2時間)

●二次試験(口頭試験)
口頭試験は、筆記試験合格後、技術的体験論文を提出してから行われます。
試験日は11月下旬~翌年1月頃、試験地は東京となります。
試験時間は45分間で、技術士としての適格性と高等の専門的応用能力が問われます。

※一次試験、二次試験ともに、試験内容について細かな免除規定が設けられています。
詳細は、「公益社団法人 日本技術士会」のホームページにてご確認ください。

公益社団法人 日本技術士会
 URL https://www.engineer.or.jp/

[合格発表]
・一次試験:12月中旬頃
・二次試験(筆記):10月下旬頃
・二次試験(口頭):3月上旬頃

[合格率]
・一次試験:50%前後
・二次試験:約15%

[問い合わせ先]
公益社団法人 日本技術士会
 URL https://www.engineer.or.jp/

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技術士・独立への道

技術士として独立する場合は、次のようなルートになっています。

●技術士一次試験に合格し、「修習技術者」となります。

●技術士補登録を行い、次のいずれかの方法で実務経験を積みます。

・指導技術士の下で4年間以上の実務経験を行う。
・職務上の監督者の指導の下で、4年間以上の実務経験を行う。
・指導者や監督者の有無・要件を問わず、7年以上の実務経験を行う。

●技術士二次試験を受験し、合格する。

●「公益社団法人 日本技術士会」に登録の申請をする。
ここで、晴れて「技術士」を名乗ることができます。

●事務所や研究所を構えて独立する。

[登録についての問い合わせ先]
公益社団法人 日本技術士会
 URL https://www.engineer.or.jp/

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